僕が”『福祉発信レーベル』” | NPO法人LLA Entertainmentを創業した理由。

 

Naked Artz(ネイキッドアーツ)・瘋癲のMCであるMili氏※(写真左)と理事長のロットファルコンこと長谷川貴大※(写真右)

エンタメ×福祉を通じて「誰もが当たり前に認め合い、生きやすい社会をつくる。」

小中学校では「普通学級」と「特別支援学級」が分けられ、

健常児と障がい児は深く関わることなく大人になっていきます。

しかし大人になると様々な場面で、

障がいをお持ちの方と関わる機会が増えますが、

私たちにとっては、障がいをお持ちの方との関わり方や距離感がイマイチわからず、

例え相手に配慮したつもりが、差別的に受け取られてしまったりと、

お互いに生きづらい思いをするといった出来事が数多くあります。

私自身、10代の頃から音楽やHIPHOPに夢中になり、

表現することを通じて「本音で語れる場」

「違いを受け入れてもらえる安心感」のようなものに

何度も救われてきました。

一方で、福祉の仕事に就いてからは、

制度や支援の枠組みの中だけでは届けきれない

“生きづらさの根っこ”に気づくようになりました。

障がいのある・なしに関わらず、

「自分らしくいられる場」「対等に扱われる関係性」を

求めている人は本当にたくさんいます。

でも、学校や職場や社会の中で、

それを“当たり前”に感じられる場面は、まだまだ少ないのが現実です。

だったら自分たちで、「違いを認め合える空気」「関わり方のヒント」を、

もっと自然でカッコよく、楽しく届けられる場所を作れないか。

その想いから、このNPO法人LLA Entertainmentを立ち上げました。

子供達にとっても、そんな環境が小さなうちからあったら

”きっと未来は大きく変わるんだろうな”と強く感じています。

福祉発信レーベルでは、障がいのある人たちを“特別”に伝えるのではなく、

“ごく普通のまち・ひと・しごと”として発信します。

音楽、映像、記事、イベントなど、さまざまなエンタメを通じて、

偏見や距離を少しずつなくしていく。

そして、誰もが「わからないから関わらない」ではなく、

「知らなかったけど、なんか楽しそうだし行ってみよう」と

思えるような社会を、仲間と一緒につくっていきたいのです。

この活動が、
■ 学校では教えてくれなかった“リアルな関わり方”を知るきっかけになったり、
■ 障がいのある人が、好きな音楽やファッション、表現を通じて「自分も社会の一員だ」と思えたり、
■ 企業や地域の人たちが、自然に福祉と関わる第一歩になったり、

そんな未来を少しずつ積み重ねていけたらと思っています。

僕の武器は福祉に携わる以前からラッパーとして活動していた”ラップ”が武器です。

ラップを通じて自然な形でイン(韻)クルーシブな社会の実現をしたいと思います。

▼TEDx登壇映像「ラップを通じてイン(韻)クルージョン。
誰もが当たり前に認め合える未来を。
」プレゼンテーション動画